2023年5月現在、日本で稼働している、または稼働予定のウイスキー蒸溜所をリストアップして、各蒸溜所の特徴をまとめました。情報は簡単にまとめてますので、興味のある蒸溜所があればぜひご自身で調べたり、行ってみたり、飲んでみて下さい!
- 北海道
- 東北
- 関東
- 中部
- 日本の忍者魂【新潟】忍蒸溜所/Shinobu
- クラフトグレーンウイスキーを日本で!【新潟】吉田電材蒸溜所/Yoshida-Denzai
- 100%新潟産を目指して【新潟】新潟亀田蒸溜所/Niigata-Kameda
- 文久2年(1862年)から続く酒造り【富山】三郎丸蒸留所/Saburomaru
- 石川県初のウイスキー蒸溜所!【石川】金沢蒸溜所/Kanazawa
- 廃校した中学校をウイスキー蒸溜所へ!【石川】武部織物/Takebeorimono
- サントリー第二の蒸溜所【山梨】白州蒸溜所 /Hakushu
- 山梨の知る人ぞ知る蒸溜所【山梨】韮崎蒸溜所 /Nirasaki
- 2022年秋、竣工予定!【山梨】富士山蒸溜所/Fujisan
- 清酒酵母で作るウイスキー【山梨】富士北麓蒸留所/Fuji-Hokuroku
- 岩井喜一郎が生んだ【長野】マルス信州蒸溜所/MARS-Shinshu
- 2022年末オープン!【長野】小諸蒸溜所/Komoro
- 伝説の蒸溜所が復活【長野】軽井沢蒸溜所/Karuizawa
- 温泉やスキーを楽しみながら【長野】野沢温泉蒸留所 /Nozawa-Onsen
- イタリア製の蒸溜器を使用【長野】飯山マウンテンファーム蒸溜所/Iiyama
- 廃校をウイスキー専門蒸溜所へよみがえらせた!【岐阜】飛騨高山蒸溜所/Hidatakayama
- 1806年から続く酒造り【岐阜】養老蒸溜所 /Yoro
- モルトとグレーンの両刀!【静岡】富士御殿場蒸溜所/Fuji-Gotemba
- 手作業の職人技にこだわる【静岡】静岡蒸溜所/Shizuoka
- 製紙会社の挑戦!本物のウイスキーを【静岡】井川蒸溜所/Ikawa
- サントリーのウイスキーを支える【愛知】知多蒸溜所/Chita
- 1853年から続く酒造りをウイスキーへ【愛知】清州桜醸造/Kiyosuzakura
- 近畿
- 日本最小クラスの蒸溜器【滋賀】長濱蒸溜所/Nagahama
- 京都初のウイスキー蒸溜所【京都】京都みやこ蒸溜所/Kyoto-miyako
- ジャパニーズウイスキーの出発点!【大阪】山崎蒸溜所/Yamazaki
- 1679年創業の酒造会社の挑戦【兵庫】江井ヶ嶋蒸溜所/Eigashima
- 神戸市内にあるアクセス抜群【兵庫】六甲山蒸溜所/Rokkosan
- 1856年から続く酒造り、ウイスキーへの挑戦【兵庫】海峡蒸溜所/Kaikyõ
- ブランデーとウイスキーの二刀流!【兵庫】神戸蒸溜所/Kobe
- 大手酒造りメーカー黄桜がウイスキー造りへ!【兵庫】丹波蒸溜所/Tamba
- ウイスキーの重鎮による監修を受けた【兵庫】養父蒸溜所/Yabu
- 中国
- 四国
- 九州
- 福岡の老舗蔵元からウイスキー業界へ参入【福岡】新道蒸溜所/Shindo
- 熊本初のウイスキー蒸溜所!【熊本】山鹿蒸溜所/Yamaga
- 大分で22年ぶりのウイスキー蒸溜所!【大分】久住蒸溜所/Kuju
- 本格焼酎のノウハウをウイスキーへ【宮崎】尾鈴山蒸溜所/Osuzuyama
- 3基のポットスチルによる豊かな味わい【鹿児島】嘉之助蒸溜所/Kanosuke
- すべてシェリー樽で熟成させる【鹿児島】御岳蒸留所/Ontake
- 屋久島にも熟成庫を持つ!【鹿児島】マルス津貫蒸溜所/MARS-Tsunuki
- 鹿児島の焼酎蒸溜所からウイスキーへの挑戦!【鹿児島】横川蒸溜所/Yokogawa
- 焼酎メーカーからウイスキー造りへの挑戦!【鹿児島】菱田蒸溜所/Hishida
- 薩摩酒造がウイスキー造りへ!【鹿児島】火の神蒸溜所/Hinokami
- 沖縄
北海道
重厚でコクのある味わい【北海道】余市蒸溜所/Yoichi
ドラマ『マッサン』で有名な日本のウイスキーの父、竹鶴政孝が開業した蒸溜所。スコットランドでの修行を経験した政孝は、スコットランドと非常に気候が似ている北の大地、北海道は余市に希望を見出しました。
住所:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6
ホームページ:https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/
・石炭による直火蒸溜を行っている唯一の蒸留所
・ピートを使用した重厚で力強い風味
・ニッカ独自の酵母を使用
アイラモルトのようなウイスキーを【北海道】厚岸蒸溜所/Akkeshi
2016年に設立された、比較的新しい蒸溜所。スコットランドのアイラ島のようなスモーキーなフレーバーをもつウイスキーを目指しています。また、厚岸は年間を通して牡蠣がとれることでも有名で、スモーキーなウイスキーと牡蠣の相性は最高です。
住所:〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2
ホームページ:http://akkeshi-distillery.com/
・アイラ島と同様に、泥炭層を通った水を仕込み水に使用
・フォーサイス社のポットスチルを使用
・厚岸湾のすぐ側に熟成庫を構える
八海山からウイスキーへの挑戦【北海道】ニセコ蒸溜所/Niseko
日本酒『八海山』で知られる八海醸造がウイスキー造りに挑戦。2020年12月21日に竣工し、ウイスキーの熟成中はジンの生産も行っています。日本らしい上品で繊細、かつバランスのとれたウイスキーを目指しています。
住所:〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ 478-15
ホームページ:https://niseko-distillery.com/
・ニセコアンヌプリの伏流水を使用
・豪雪地ゆえの上質な軟水を使用
・ジンの生産も行っている
日本最北の蒸溜所【北海道】利尻蒸溜所/Rishiri
アメリカ出身の起業家ケイシー・ウォールさんが北海道の利尻島に設立したウイスキー蒸溜所。会社名は神居ウイスキー株式会社で、敷地内に湧くカムイ泉水から名前が来ています。
住所:北海道利尻郡利尻町沓形字神居 128-2
ホームページ:https://www.kamuiwhisky.com/jp
・日本で最北端に位置するウイスキー蒸溜所
・火山性の土壌からとれる上質な水を使用
・潮風が吹きつける海辺にある
北海道産のワイナリーからウイスキーへ【北海道】馬追蒸溜所/Maoi
もともとワインの生産を行っていたマオイ自由の丘ワイナリー―が、フォーサイス社製のハイブリット式蒸溜器を導入し、ブランデー、フルーツブランデー、ウイスキーの生産を行っています。
住所:〒069-1316 北海道夕張郡長沼町加賀団体
ホームページ:https://maoidistillery.com/
・北海道でジンの生産を行っている紅桜蒸溜所と同じAZEグループに所属
・北海道産の麦芽を使用したウイスキーも生産している
・もともとワイナリーを経営していた
北海道の玄関【北海道】千歳蒸溜所/Chitose
北海道の千歳空港近くに建設が発表されたウイスキー蒸溜所。画像はイメージで、約16万平方メートルの敷地を使った大規模な蒸溜所になる予定。目指す酒質や設備の詳細は今のところ不明。
住所:ー
ホームページ:http://chitosedistillery.com/
・新千歳空港の近くに建設予定
イチローズモルトがグレーンウイスキーを!【北海道】苫小牧蒸溜所(仮)/Tomakomai
イチローズモルトの名で有名な秩父のベンチャーウイスキーが、北海道にグレーンウイスキーの蒸溜所を設立することを発表しました。2025年春に製造を開始予定だそうです。
住所:ー
ホームページ:ー
・トウモロコシを主原料にしたグレーンウイスキーを生産
・年間240万リットルの生産を目指す
東北
華やかで穏やか【宮城】宮城峡蒸溜所/Miyagikyo
日本のウイスキーの父、竹鶴政孝が開業した余市蒸溜所に次ぐ第二の蒸溜所。スコットランドのローランド地方に似通った気候の場所に建てられ、ラインアームを上向きにするなどして、華やかで穏やかな原酒を目指し、余市とは対照的な印象を与えます。
住所:〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
ホームページ:https://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/
・スチームを使った間接式で蒸溜
・日本で唯一のカフェ式蒸溜機を使用
・バルジ型(同体部分に膨らみがある)のポットスチルを使用
秋田で唯一のウイスキーメーカー【秋田】秋田蒸溜所/Akita
秋田のBar ル・ヴェールのオーナーバーテンダーである佐藤謙一氏が監修するウイスキー蒸溜所で、年間2万リットルの生産能力を予定しています。レストランや宿泊施設も併設する予定で、観光地の拠点として活躍することを期待しています。
住所:ー
ホームページ:ー
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山形で初のウイスキーメーカー【山形】遊佐蒸溜所/Yuza
2018年設立の山形で初めてのウイスキー蒸溜所。本社は日本酒メーカー9社の出資により設立された『株式会社金龍』、日本酒の鑑評会などで金賞を受賞するなど、酒の品質に強いこだわりをもっており、その理念をウイスキー造りに受け継いでいます。
住所:山形県飽海郡遊佐町吉出カクジ田20番地
ホームページ:https://yuza-disty.jp/
・「平成の名水百選」に選ばれた鳥海山、その伏流水を使用
・フォーサイス社の蒸溜器を導入
・日本酒メーカーがバックグラウンドにある
1832年創業の楯の川酒造がウイスキー造りへ!【山形】月光川蒸溜所/Gekkougawa
1832年創業の楯の川酒造の子会社がウイスキー造りに挑戦!2023年秋に製造開始を予定している。
住所:ー
ホームページ:https://gakkogawa.com/
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250年以上続く酒造会社のウイスキー【福島】安積蒸溜所/Asaka
笹の川酒造株式会社が運営をしている蒸溜所。250年以上続く会社で、創業当時は”山桜酒造合資会社”という社名で、そこから現在リリースしているウイスキー『山桜』の名前を決めました。また、昭和から続く『チェリーウイスキー』も同社の商品です。
住所:〒963-0108 福島県郡山市笹川1丁目178
公式Twitter:https://twitter.com/AsakaDistillery/
・250年以上続く酒造の会社が運営
・1946年からウイスキーの製造免許を取得
・木製の発酵槽を使用
関東
栃木県で唯一のウイスキー蒸溜所!【栃木】小山蒸溜所/Oyama
日本酒を製造している西堀酒造がウイスキー造りに挑戦!日本酒蔵らしく清酒酵母で発酵を行うなど、日本の伝統や文化である日本酒造りのノウハウをウイスキーに取り入れています。また、温度が低い状態で蒸溜することができる減圧蒸溜を取り入れているなど、ウイスキー製造の常識にとらわれない酒造りをしています。
住所:栃木県小山市大字粟宮1452
ホームページ:https://nishiborisyuzo.com/nikko-kaido-oyama-distillery
・日本酒の清酒酵母を使用
・常圧・減圧のハイブリット型蒸溜器を使用
・日光山系の中硬水の伏流水を仕込みに使用
米や蕎麦を使ったグレーンウイスキー【茨城】八郷蒸溜所/Yasato
日本酒やビールなども生産している木内酒造合資会社が手掛ける蒸溜所。2019年冬より始動しました。公民館をリノベ―ジョンしてつくられた蒸溜所は石岡市に馴染んでおり、その土地の一部として自然と共に豊かなウイスキーを造ります。
住所:〒315-0151 茨城県石岡市須釜1300-8
ホームページ:https://www.kodawari.cc/brewery/yasatodistillery.html
・常陸野ネストビールのビール酵母を使用
・米や蕎麦の実なども原料に使用したグレーンウイスキーを生産
・年間雨量が少なく昼夜の気温差が大きい筑波山麓で生産
クラフトビール醸造所でウイスキーを【茨城】額田醸造所/Nukada
上記、八郷蒸溜所と同じ木内酒造合資会社が手掛ける醸造所で、常陸野ネストビールの製造拠点ですが、ウイスキー蒸留の設備も有しており、単式蒸溜と連続式蒸溜が行えるポットスチルがあります。
住所:〒311-0107 茨城県那珂市額田南郷字高岡2182
ホームページ:http://kodawari.cc/brewery/nukadabrewry.html
約60年ぶりに復活!【茨城】高藏額田醸造所/Takazo
総合酒類メーカーである明利酒類が設立したウイスキー蒸溜所。実は、明利酒造は1952年からウイスキー造りをしていたものの、工場の火災により断念、約60年ぶりに再度ウイスキー製造免許を取得しウイスキー造りへと再挑戦しました。
住所:
ホームページ:https://meirishurui.com/
1946年から続く羽生蒸溜所の血を受け継いだ【埼玉】秩父蒸溜所/Chichibu
2004年に創業者”肥土伊知郎”が設立した蒸溜所。創業者の父は羽生蒸溜所を経営していたが、2000年に蒸留を停止、熟成中のウイスキーを引き継いで新しく建てられたのが秩父蒸溜所です。羽生の樽は一時的に笹の川酒造(安積蒸溜所を経営)が保管を引き受けてくれました。創業者の名前から『イチローズモルト』というブランド名でウイスキーをリリースしています。
住所:埼玉県秩父市みどりが丘49
Facebook:https://www.facebook.com/ChichibuDistillery/
・ミズナラ製の発酵槽を使用
・一部フロアモルティングを行っている
・大血川渓谷の軟水を使用
【埼玉】鴻巣蒸溜所/Kounosu
2020年から開始したシングルモルトウイスキーを生産している蒸溜所。
住所:〒369-0133 埼玉県鴻巣市小谷625
ホームページ:ー
20年ぶりの復活!【埼玉】羽生蒸溜所/Hanyu
1946年から東亜酒造が運営していた羽生蒸溜所ですが、2000年に蒸留を停止してしまいました。そんな蒸溜所ですが、経営回復に伴い20年ぶりに復活することが決定し、当時の図面をもとに同様の蒸溜器を製作するなど、閉鎖前の造りを忠実に復活させることに注力しています。
住所:〒348-0054 埼玉県羽生市西4丁目1−11
ホームページ:https://www.toashuzo.com/lineup/whisky/
・日本の三宅製作所が製作したポットスチルを使用
・東亜酒造は清酒造りで400年の歴史がある
・清酒では全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど酒造りで高い評価を得ている
千葉県で唯一のウイスキーメーカー!【千葉】須藤本家/Sudo-Honke
千葉県で唯一のウイスキーメーカー。自社製モルトと輸入した英国産の原酒をブレンドした『房総ウイスキー』をリリースしています。
住所:千葉県君津市青柳16-10
ホームページ:https://chibasake.com/pages/boso-whisky
・日本の三宅製作所が製作したポットスチルを使用
・東亜酒造は清酒造りで400年の歴史がある
・清酒では全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど酒造りで高い評価を得ている
食事が楽しめる【東京】東京蒸溜所
茨城の八郷蒸溜所、額田醸造所と同じく木内酒造が経営している蒸溜所。こちらでは主にジンを蒸溜していますが、木内酒造が生産しているウイスキーやクラフトビールが試飲できたり、レストランで食事が楽しめたりします。また、店内で樽熟成を行っているなど、お酒好きなら一度は行きたい場所です!
住所:東京都千代田区神田練塀町13-1 0-1区画
ホームページ:http://hitachino.cc/tokyodistillery/
・主にジンの生産を行っている
・レストランが併設しており、食事が楽しめる
・八郷蒸溜所の樽が熟成している
神奈川で唯一のウイスキーメーカー!【神奈川】熊澤酒造/Kumazawa
神奈川県で唯一のウイスキーメーカー。日本酒やビールを製造していた熊澤酒造が蒸溜器を導入し、ジンを製造していましたが、2020年にウイスキー製造免許を取得し、ウイスキー製造に参入しました。
住所:〒253-0082 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
ホームページ:https://www.kumazawa.jp/kumazawa-tsushin/
・神奈川県で唯一のウイスキーメーカー
・日本酒やビール、ジンの製造も行っている
中部
日本の忍者魂【新潟】忍蒸溜所/Shinobu
新潟麦酒株式会社が経営をしている蒸溜所。新潟は酒造りが盛んな土地であり、自然豊かな湧水がお酒造りには欠かせません。日本特有のミズナラ樽を使用していたり、海外への輸出を主軸に生産を行っています。
住所:〒953-0012 新潟県新潟市西蒲区越前浜5120番地
ホームページ:https://shinobudistillery.com/home/
・クラフトビールを生産していた会社が運営
・日本のミズナラを一部樽熟成に使用
・生産量の9割を米国などに輸出している
クラフトグレーンウイスキーを日本で!【新潟】吉田電材蒸溜所/Yoshida-Denzai
ブレンデッドウイスキーに欠かせないグレーンウイスキーをスモールバッチで生産する珍しい蒸溜所。もともとは医療機器などの精密機器の設計と製造を行っていた会社で、モノづくりに対するこだわりをウイスキー造りにも注がれることが期待されます
住所:新潟県村上市宿田344-1
ホームページ:https://yoshidadenzai-distillery.com/
・グレーンウイスキーを生産
・医療機器などの設計・製造を行ってきた会社が挑戦
・「正直で緻密な技術のウイスキー」をテーマとしている
100%新潟産を目指して【新潟】新潟亀田蒸溜所/Niigata-Kameda
2019年に設立した新しい蒸溜所。すべての原材料を新潟産にすることを目標に、ウイスキー造りを行っています。ホームページではカスクオーナーを募集していたりと、今後の動向に注目です!
住所:新潟市江南区亀田工業団地1-3-5
ホームページ:https://kameda-distillery.com/
・原材料を全て新潟産にすることを目標
・(おそらく)木製の発酵槽を使用
・ノンピート、ピーテッド両方とも生産予定
文久2年(1862年)から続く酒造り【富山】三郎丸蒸留所/Saburomaru
富山で長年酒造りを行っている若鶴酒造が経営している蒸留所。スコットランド産のヘビリーピーテッド(50ppm)のモルトを使用しており、スモーキーなウイスキーを生産しています。世界初の鋳造製のポットスチルを導入するなど、強いこだわりをもってウイスキー造りを行っています。
住所:〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
ホームページ:https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/
・世界初、老子製作所の鋳造製ポットスチルを使用
・富山県産のミズナラを使った樽づくりに取り組んでいる
・花崗岩の地層を通った良質な庄川の地下水を使用
石川県初のウイスキー蒸溜所!【石川】金沢蒸溜所/Kanazawa
クラフトビールを製造しているオリエンタルブルーイングがウイスキー造りに挑戦しました!蒸溜所は湯涌温泉地区にあり、美味しい水が手に入ります。また、金沢ならではのウイスキーを造ることを目的に、お米を使ったウイスキー造りに挑戦しています。
住所:〒920-1121 石川県金沢市東町32
Facebook:https://www.facebook.com/orientalbrewing
・原料に米を一部使用
・大麦を自社で栽培予定
・クラフトジンも生産
廃校した中学校をウイスキー蒸溜所へ!【石川】武部織物/Takebeorimono
石川県の繊維事業を行っている武部織物株式会社が、廃校した旧涛南中学校を活用して、ウイスキー事業に参入する計画を発表しました! 詳しくはこちら
武部織物株式会社:ホームページ
サントリー第二の蒸溜所【山梨】白州蒸溜所 /Hakushu
サントリーが1973年に設立した第二の蒸溜所。サントリーは第一蒸溜所として山崎蒸溜所を経営していましたが、山崎とは異なるタイプのウイスキーをつくるため、山梨の森のなかに白州蒸溜所を建てました。軽快で爽やか、森を感じるようなウイスキーを生産しています。
住所:〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
ホームページ:https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
・南アルプスの天然水を使用
・木製の発酵槽を使用
・形の異なる蒸溜器を複数使用して原酒を作り分けている
山梨の知る人ぞ知る蒸溜所【山梨】韮崎蒸溜所 /Nirasaki
株式会社サン.フーズが手掛ける蒸溜所。御勅使川(みだいがわ)のほとりに建設された蒸溜所は美しい自然に囲まれ、良質な軟水がとれます。
住所:山梨県韮崎市龍岡町下條南割640
ホームページ:https://www.sanfoods.jp/brand/
2022年秋、竣工予定!【山梨】富士山蒸溜所/Fujisan
日本を代表する富士山のふもとに新しく建てられる蒸溜所。江戸時代から酒造業を営んでいた笹川家が、一度途絶えた酒造りを継承すべくジャパニーズウイスキーの生産に挑戦します。伝統的な製法で力強く芳醇な風味を目指しています。
住所:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田4918-1
ホームページ:https://sasakawa-whisky.jp/
・木製の発酵槽を使用
・日本の三宅製作所で特注した直火のポットスチルを使用
・富士山の伏流水を使用
清酒酵母で作るウイスキー【山梨】富士北麓蒸留所/Fuji-Hokuroku
2020年7月から、日本酒を製造していた酒蔵が新たにウイスキー造りに挑戦しました。酒蔵らしく酵母は清酒酵母を使用したり、グレーンウイスキーの主原料を米にするなど、日本酒造りのノウハウをウイスキーに活用した面白い蒸溜所です。
住所:〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津8
ホームページ:https://kainokaiun-webshop.easy-myshop.jp/c-fpage?fp=Whisky
・清酒酵母を発酵過程で使用
・米を原料にしたグレーンウイスキーを製造
・富士山の伏流水を使用
岩井喜一郎が生んだ【長野】マルス信州蒸溜所/MARS-Shinshu
駒ヶ岳山麓の標高798mのところに建てられた本坊酒造が運営する蒸溜所。本坊酒造は焼酎や梅酒、ワインなど様々な酒類を長年製造しています。マルス信州蒸溜所は工場見学ができたり、売店や試飲コーナーがあるため近くを通った際はぜひ寄ってみてはいかがでしょう。
住所:〒399-4301長野県上伊那郡宮田村4752-31
ホームページ:https://www.hombo.co.jp/company/kura/shinshu.html
・アルプスの地下水を仕込み水に使用
・竹鶴政孝を英国に送り出した岩井喜一郎がマルスウイスキーの生みの親
・標高798mの高さに建てられている
2022年末オープン!【長野】小諸蒸溜所/Komoro
台湾のKAVALAN蒸溜所の立ち上げメンバーであるイアン・チャン氏がマスターブレンダーを務める、現在建設中の蒸溜所。蒸溜所にはビジターセンターやウイスキー大学を併設し、ウイスキーの知識を学べるような環境をつくります。
住所:
ホームページ:https://karuizawadistillers.com/
伝説の蒸溜所が復活【長野】軽井沢蒸溜所/Karuizawa
オークションなどで高額で取引される、今でも人気の高いウイスキー『軽井沢』。2012年に閉鎖してしまいましたが、三菱地所が軽井沢蒸溜所の復活に向けた計画を発表しました。
参考:『ウイスキー「軽井沢」復活。最後のモルトマスターが顧問に』
温泉やスキーを楽しみながら【長野】野沢温泉蒸留所 /Nozawa-Onsen
2022年に製造開始を予定している蒸溜所。野菜や食材を缶詰にしていた工場を改装して建てられた蒸溜所は、バーや飲食店も併設する予定です。温泉やスキーだけではなく、新たな野沢温泉の楽しみ方ができました。
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394
ホームページ:https://nozawaonsendistillery.jp/
・ジンとウイスキーを製造予定
・オーストラリア出身の方が代表を務める
・代表は野沢温泉にある『TANUKI BAR』を運営
イタリア製の蒸溜器を使用【長野】飯山マウンテンファーム蒸溜所/Iiyama
きよかわ株式会社が長野県でウイスキー造りに挑戦しました。同社の社長デビッド・トライアーノ氏はイタリア出身で、日本酒やウイスキーなどの輸出事業に携わってきました。蒸溜器は日本のウイスキー蒸溜所では珍しいイタリアのFRILLI社製です。詳しくはこちら
住所:〒389-2411 長野県飯山市豊田5123-30
ホームページ:https://kiyokawa-sake.co.jp/home-jp
廃校をウイスキー専門蒸溜所へよみがえらせた!【岐阜】飛騨高山蒸溜所/Hidatakayama
廃校となった旧高根小学校を活用し、設立された岐阜県初のウイスキー専門蒸溜所です。上の画像は体育館を製造スペースに改築したイメージ図で2023年春から製造を開始しています。また、蒸溜器は富山の三郎丸蒸溜所と同様の鋳型蒸溜器「ZEMON」を使用しており、この蒸溜器は錫が含まれているため酒の味をまろやかにすると言われています。「ZEMON」について詳しく知りたい方はこちら
住所:〒509-3413 岐阜県高山市高根町下之向164-2
ホームページ:https://www.whisky-hida.com/
・廃校を活用して、ウイスキー蒸溜所を設立した
・三郎丸蒸溜所と同じ鋳型蒸溜器『ZEMON』を使用
・飛騨山脈の良質な水を使用
1806年から続く酒造り【岐阜】養老蒸溜所 /Yoro
養老蒸溜所は1806年創業の玉泉堂酒造が経営している蒸留所です。昭和のウイスキーブームの際『ピークウイスキー』を発売し、それ以来多くの人に愛されてきました。ホームページには蒸溜所の情報が載っておらず、謎の多い蒸溜所です。
住所:〒503-1314岐阜県養老郡養老町高田800-3
ホームページ:https://www.minogiku.co.jp/
・1806年から続く酒造会社が手掛けている
・養老山系の伏流水を使用
・スコットランド産の原酒を樫樽で熟成させている
モルトとグレーンの両刀!【静岡】富士御殿場蒸溜所/Fuji-Gotemba
ビールや食品を製造していることでも有名なKIRINが経営している蒸溜所。グレーンウイスキーも製造している国内では珍しい蒸溜所で、様々な種類の原酒を巧みに使いブレンドを行っているのが特徴です。蒸溜所見学ツアーや試飲、富士山が望める展望台などがあります。
住所:〒412-0003静岡県御殿場市柴怒田970番地
ホームページ:https://www.kirin.co.jp/experience/factory/gotemba/
・モルトとグレーン両方を製造している
・自社酵母を使い分けている
・富士山の伏流水を使用
手作業の職人技にこだわる【静岡】静岡蒸溜所/Shizuoka
2014年に設立、2016年に製造を開始した比較的新しい蒸溜所。もともとはウイスキーの輸入業を行っていました。静岡産の木材を使った設備や、国産大麦を50%以上使用するなど、製法に強いこだわりを見せており2020年12月にようやくシングルモルトウイスキーをリリースしました。今後のラインナップが注目されています。
住所:〒421-2223 静岡県静岡市葵区落合555番地
ホームページ:https://shizuoka-distillery.jp/
・薪の直火で蒸溜している
・静岡産の杉製の発酵槽を使用
・軽井沢蒸留所のポットスチルを移設
製紙会社の挑戦!本物のウイスキーを【静岡】井川蒸溜所/Ikawa
2020年11月から製造を開始した新しい蒸溜所。特殊東海製紙株式会社が新しくウイスキー事業に挑戦します。7年以上熟成させた本物のシングルモルトウイスキーを目指します。
住所:〒428-0505 静岡県静岡市葵区田代 大春木1299番地の1
ホームページ:
・2028年初出荷を予定
・地元の木を使った樽づくりにも挑戦
・南アルプスの天然水を使用
サントリーのウイスキーを支える【愛知】知多蒸溜所/Chita
サントリーグループが1972年に設立したグレーンウイスキー蒸溜所。バイオマスボイラーを使用しCO2の排出削減をするなどの、環境への取り組みに力を入れている。原酒は山崎や白州の熟成庫で熟成され『知多』『響』『角瓶』などに使用されています。
住所:〒478-0046 愛知県知多市北浜町16番地
ホームページ:https://www.suntory.co.jp/chitadistillery/
・トウモロコシを主原料とするグレーンウイスキーを製造
・連続式蒸溜機を使用
・『知多』『響』『角瓶』などに使用
1853年から続く酒造りをウイスキーへ【愛知】清州桜醸造/Kiyosuzakura
鬼ころしなどでも有名な清州桜醸造株式会社は、1853年創業以来、清酒造りを長年行ってきました。そんな酒造りのノウハウを生かし、清酒酵母を活用したウイスキー造りに挑戦、ウイスキー以外にもジンやウォッカなどの蒸留酒も製造しています。
住所:〒452-0942 愛知県清須市清洲1692番地
ホームページ:https://onikoroshi.co.jp/aichi-craft/whisky/
・清酒酵母を使用
・地下貯蔵庫で熟成を行う
・樫樽を熟成に使用
近畿
日本最小クラスの蒸溜器【滋賀】長濱蒸溜所/Nagahama
江戸時代の米蔵を改装した趣のある蒸溜所。もともとはクラフトビールを製造しており、2016年からウイスキー製造をはじめました。1泊2日の蒸溜体験ツアーも開催しており、筆者も参加したことがあります。その時の様子はこちらからご覧ください!
住所:〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1
ホームページ:https://www.romanbeer.com/
・最小クラス(容量1000L)のポットスチルを使用
・モルトの粉砕の割合はグリッツ(中挽き)100%
・レストランが併設しており食事とクラフトビールも楽しめる
京都初のウイスキー蒸溜所【京都】京都みやこ蒸溜所/Kyoto-miyako
2019年に設立した蒸溜所。京都で初のウイスキー蒸溜所で、近くには由良川が流れたり、霧が立ち込める日があるなど、自然豊かな土地に建てられています。京都らしくウイスキーのラベルにも和のテイストを満載に取り入れています。
住所: 〒629-1131 京都府船井郡京丹波町坂原南林11番
ホームページ:https://kyotoshuzo.com/
・京丹波町は昼夜の寒暖差が激しい地域
・京都の伝統工芸『西陣織』をラベルに使用
ジャパニーズウイスキーの出発点!【大阪】山崎蒸溜所/Yamazaki
1923年設立の日本で最初のモルトウイスキー蒸溜所。創業者の鳥井信治郎が国産ウイスキーをつくりたいという想いによって、当時スコットランドから修業を終えた竹鶴政孝(後のニッカの創設者)に協力を仰ぎ完成した蒸溜所。ジャパニーズウイスキーの歴史はここからスタートしました。
住所: 〒618-0001大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
ホームページ:https://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/
・日本で初めてのウイスキー蒸溜所
・日本名水百選に選ばれた「離宮の水」が流れる土地の地下水を使用
・木製やステンレス製の発酵槽、形の異なる蒸溜器を選択して原酒を作り分けている
1679年創業の酒造会社の挑戦【兵庫】江井ヶ嶋蒸溜所/Eigashima
1679年創業の江井ヶ嶋酒造株式会社が1919年にウイスキー製造免許を取得し、開始した蒸溜所。六甲山系の花崗岩によって磨かれた良質な天然水は酒造りに最適で、名水の一つとされています。樽はあかしの潮風を浴びながらゆっくりと熟成します。
住所:〒674-0065 兵庫県明石市大久保町西島919番地
ホームページ:http://www.ei-sake.jp/index.html
・1679年から続く酒造会社が経営
・清酒用の仕込水を使用
・旧名称は『ホワイトオーク蒸溜所』
神戸市内にあるアクセス抜群【兵庫】六甲山蒸溜所/Rokkosan
製薬会社の旧保養所を改装して建てられた蒸溜所。2021年から生産を開始しており、年間1万リットル以上を生産する計画です。現在は六甲山蒸溜所の原酒をストックする時期で、ラインナップの商品はスコットランド産のモルト原酒を六甲山の水で調整したものとなります。
住所:神戸市灘区六甲山町南六甲1034-229
ホームページ:https://rokkosan-distillery.com/
・花崗岩によって磨かれた六甲山の良質な天然水を使用
・スコットランド産のモルト原酒を六甲山の水で調整
1856年から続く酒造り、ウイスキーへの挑戦【兵庫】海峡蒸溜所/Kaikyõ
1856年創業の明石酒類醸造が2017年に設立した蒸溜所。明石酒類醸造は醤油や清酒、みりんなどの醸造業を長年営んでおり、”挑戦する志”を大切にしています。そんな理念から、新しく蒸留酒業への挑戦を決め、ウイスキーとジンの製造に乗り出しました。
住所:〒673-0871 兵庫県明石市大蔵八幡町1-3
ホームページ:https://akashisakebrewery.com/ja/the-kaikyo-distillery/
・1856年から続く醸造業の会社が経営
・フォーサイス社のポットスチルを使用
・トラベイグ蒸留所で研修を行った
ブランデーとウイスキーの二刀流!【兵庫】神戸蒸溜所/Kobe
ワイナリーだった施設を活用して、貿易会社が新たにウイスキー製造に挑戦!ウイスキー製造に加えて、フランスの直火蒸溜器で造る本格ブランデーの製造も行います。
住所:〒651-1522神戸市北区大沢町上大沢2150ブライズハウス館内
ホームページ:http://kobe-distillery.com/
大手酒造りメーカー黄桜がウイスキー造りへ!【兵庫】丹波蒸溜所/Tamba
1925年創業の大手酒造りメーカーである黄桜株式会社が、ウイスキー造りに挑戦しました。同社は1995年よりクラフトビールの製造を行っており、それらのノウハウや、清酒事業で得られた発酵の技術・経験をウイスキー造りにも反映させていきます。
住所:〒669-2163 兵庫県丹波篠山市今田町本荘1−19
ホームページ:https://kizakura.co.jp/tamba/
・京都伏見の名水「伏水」を仕込みに使用
・ウイスキー、ジン、ビール、日本酒も生産している
・「華やかで芯のある味わい」を理想とする
ウイスキーの重鎮による監修を受けた【兵庫】養父蒸溜所/Yabu
こちらの蒸溜所は元ニッカウヰスキーのセンター長である細井健二氏とアサヒビールに勤めていた清水健一氏による監修を受けた蒸溜所です。酵母菌と乳酸菌にくわえ、第三の微生物を利用した革新的な発酵技術、画期的な濾過技術による未熟性香の除去など、様々な技術が組み込まれたジャパニーズウイスキーの集大成とも呼べるクラフトウイスキー蒸溜所です。
住所:-
ホームページ:https://yabu-distillery.co.jp/
・第三の微生物を利用した革新的な発酵
・ろ過技術により樽詰め前に未熟性香を除去している
・ニッカから受け継がれた本格的なウイスキー製造の技術
中国
鳥取初のウイスキー蒸溜所【鳥取】倉吉蒸溜所/Kurayoshi
1910年から続く酒造会社『松井酒造』が2015年にウイスキー免許を取得し、開始した蒸溜所。松井酒造はウイスキーの他に焼酎やリキュールを製造しています。また、2018年にはブランデー製造免許も取得したそうで、今後のラインナップに期待です!
住所:〒682-0934 鳥取県倉吉市上古川656-1
ホームページ:https://matsuiwhisky.com/distillery/
・日本海側の寒暖差が激しい地域で早く熟成が進む
・海外のモルト原酒を一部使用
1865年創業の酒蔵がウイスキー造りへ【鳥取】千代むすび/Chiyomusubi
1865年から続く千代むすび酒造がウイスキー免許を取得しウイスキー造りに挑戦。千代むすび酒造は日本酒、リキュール、焼酎なども製造しています。
住所:〒684-0004 鳥取県境港市大正町131
ホームページ:https://www.chiyomusubi.co.jp/index.html
酒好きのテーマパーク!【岡山】岡山蒸溜所
2011年にウイスキー製造免許を取得し、2015年にドイツ製のポットスチルを導入、そこから本格的なウイスキー製造がスタートしました。蒸溜所は『酒工房 独歩館』というレストランやショップ、酒蔵が集まった施設に併設しており、ウイスキーだけでなくビールや日本酒も楽しめます。お酒好きなら一度は行きたいところです!
住所:〒703-8258 岡山県岡山市中区西川原185-1
ホームページ:https://www.doppokan.jp/
・岡山県産の二条大麦を使用した原酒も生産
・ウイスキーとジンを生産
・レストランが併設しており、ビールや日本酒も楽しめる
1856年創業の日本酒メーカーがウイスキーへ!【広島】瀬戸内蒸溜所/Setouchi
1856年創業の千福・三宅本店がウイスキー造りへ挑戦を開始しました!同社はもともと日本酒造りを行っており、現在はリキュールやジン、ウイスキーなど様々な種類のお酒を手掛けています。
住所:広島県呉市本通7-9-10
公式ツイッター:https://twitter.com/sempuku_1856/media
ウイスキーとジンの両刀!【広島】桜尾蒸溜所/Sakurao
1918年に創業以来、100年以上続いた蒸溜技術を洋酒に活かそうと、2017年に設立した蒸溜所。ウイスキーとジンの生産を行っています。2021年にようやく初のシングルモルトウイスキーをリリースし、今後のラインナップにさらに期待が高まります!
住所:〒738-8602 広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号
ホームページ:https://www.sakuraodistillery.com/
・ウイスキー(モルトとグレーン)とジンの生産を行っている。
・グレーンには原料の一部に国産大麦を使用
・特注の蒸溜機を使用してグレーンを蒸溜
四国
残念ながら現在、四国にウイスキー蒸溜所はありません。
今後新しい蒸溜所ができるといいですね!
九州
福岡の老舗蔵元からウイスキー業界へ参入【福岡】新道蒸溜所/Shindo
焼酎や清酒、あまざけなどを生産している株式会社『篠崎』が新しくウイスキー事業に参入することを発表しました。将来的には自社林からの材を使い桶や樽をつくる取り組みもしていきたいそうです。
住所:〒838-1303 福岡県朝倉市比良松 626-1
ホームページ:http://www.shinozaki-shochu.co.jp/
熊本初のウイスキー蒸溜所!【熊本】山鹿蒸溜所/Yamaga
山鹿蒸溜所はもともと焼酎を製造していた蒸溜所ですが、近年のウイスキーブームもあって生産体制を転換して、焼酎からウイスキーへ完全シフトしました。マルスウイスキーとしても有名な本坊酒造から技術協力を受けるそうです。2022年3月から見学及びショップのオープンを予定しています。
住所:〒861-0565 熊本県山鹿市鹿央町合里980−1
ホームページ:http://yamagadistillery.co.jp/
・国見山系と菊池川系の良質な地下水を使用
・焼酎生産工場をウイスキー蒸溜所へ工事
大分で22年ぶりのウイスキー蒸溜所!【大分】久住蒸溜所/Kuju
ニッカのウイスキー工場が1999年に閉鎖して以来、22年ぶりに大分県にウイスキー蒸溜所が設立しました。創業者の宇戸田祥自さん(51)は酒屋を営んでおり、そのお酒への思いが今回の蒸溜所設立へと動かしました。イチローズモルトでも有名なベンチャーウイウイスキーに何度も頼み込み、製造技術を学びました。
住所:大分県竹田市久住町大字久住6426
ホームページ:https://kujudistillery.jp/
・フォーサイス社のポットスチルを使用
・久住の湧き水を使用
・創業者はもともと酒屋を営んでいた
本格焼酎のノウハウをウイスキーへ【宮崎】尾鈴山蒸溜所/Osuzuyama
『百年の孤独』『㐂六』などの本格焼酎で知られる黒木本店がウイスキー産業へ参入しました。自社栽培へのこだわりや蒸溜技術のノウハウがウイスキー造りへ活かされます。蒸溜器は日本の三宅製作所のものを使用しています。
住所:〒884-0104 宮崎県児湯郡木城町大字石河内字倉谷656-17
ホームページ:https://osuzuyama.co.jp/
・自社栽培の大麦を使用
・発酵槽は宮崎産の杉を使用
・地元の杉や栗、桜の樽も熟成に使用
3基のポットスチルによる豊かな味わい【鹿児島】嘉之助蒸溜所/Kanosuke
1883年創業以来、焼酎造りを行っている小正醸造が2017年にウイスキー事業へ挑戦をしました。長年の焼酎造りのノウハウを活かし、メローで味わい豊かなジャパニーズウイスキーを目指していきます。
住所:鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
ホームページ:https://kanosuke.com/
・3基のポットスチルによって原酒を作り分けている
・長年焼酎造りを行っていた会社が母体
すべてシェリー樽で熟成させる【鹿児島】御岳蒸留所/Ontake
老舗焼酎酒造の西酒造が2019年に設立した蒸留所。長年の焼酎造りのノウハウを活かしてウイスキー産業へ挑戦をしています。ポットスチルは日本の三宅製作所で製作されたものを使用し、ラインアームを上向きにすることで、すっきりしたフルーティーな原酒を目指します。
住所:鹿児島県鹿児島市下福元町12300
ホームページ:https://www.nishi-shuzo.co.jp/ontake/
・西酒造が保有する酵母を使用
・ラインアームは上向きにしてフルーティーですっきりした香味
・すべて厳選したシェリー樽で熟成
屋久島にも熟成庫を持つ!【鹿児島】マルス津貫蒸溜所/MARS-Tsunuki
本坊酒造が運営する鹿児島の蒸溜所。山々に囲まれた盆地に位置しており、夏と冬の寒暖差が激しいのが特徴です。2016年には屋久島に熟成庫を建設するなど、日本の伝統を継承する歴史のある蒸溜所です。また、本坊酒造はマルス信州蒸溜所も運営していたり、焼酎や梅酒、ワインなど様々な酒類を長年製造しています。
住所:〒899-3611 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
ホームページ:https://www.hombo.co.jp/company/kura/mars-tsunuki.html
・マルス信州と同じく本坊酒造が運営
・屋久島に熟成庫を備えている
・盆地のため、1年を通して寒暖差が激しい
鹿児島の焼酎蒸溜所からウイスキーへの挑戦!【鹿児島】横川蒸溜所/Yokogawa
鹿児島で長年焼酎造りを行っていた黄金酒造がウイスキー造りに挑戦しました。クラウドファンディングにより資金調達を行い、糖化槽や蒸溜器を購入、2023年5月よりウイスキー製造を開始する予定です。焼酎造りによって培われたノウハウをウイスキーにも反映させていきます。
住所:〒899-6301 鹿児島県霧島市横川町上ノ3280番地5
ホームページ:https://www.yokogawa-distillery.com/
・「ほっとするような優し味わいのウイスキー」を目指す
・マグネシウムやミネラルが豊富な霧島山系の井戸水を使用
・長年焼酎造りを行っていた会社が新たに挑戦!
焼酎メーカーからウイスキー造りへの挑戦!【鹿児島】菱田蒸溜所/Hishida
日本でも有数の超軟水を使用して長年焼酎造りを行っていた天星酒造がウイスキー造りに挑戦!焼酎造りのノウハウを活かし、焼酎と同じく鹿児島の超軟水を使用して造るウイスキーはどのような香味になるのか期待が高まります。
住所:〒899-7301 鹿児島県曽於郡大崎町菱田1270
ホームページ:https://tensei-shuzo.com/2022/10/hishida-distillery/
・平成の名水に選ばれた「普現堂湧水源」を源流とする水を使用
・120年以上の焼酎造りのノウハウを活かす
薩摩酒造がウイスキー造りへ!【鹿児島】火の神蒸溜所/Hinokami
「モノづくりの可能性に挑戦し続け、人びとに幸せな笑顔をお届けしたい」という思いから、焼酎メーカーとして有名な薩摩酒造がウイスキー造りに挑戦しました!造るウイスキーはモルトウイスキーだけではなく、グレーンウイスキーも生産する計画で、さらに樽工房(クーパレッジ)も揃える本格的な仕様になっています。2022年12月にウイスキー製造免許を取得し、2023年2月より製造を開始しました!
詳しくはこちら
住所:〒 898-0043 鹿児島県枕崎市火之神北町388番地
ホームページ:https://www.satsuma.co.jp/
・本土最南端の蒸溜所
・グレーンウイスキーも生産、樽工房も備える
・長年の焼酎造りのノウハウを活かす
沖縄
6種の酒造免許を持つ【沖縄】ヘリオス酒造/Helios-syuzo
1961年創業のヘリオス酒造は、泡盛をはじめスピリッツ、ウイスキー、リキュール、ビール、発泡酒の6種類の酒類の製造を行っています。蒸溜器はこだわりの銅製のポットスチルなのですが、よく見るようなランタン型ではなく円柱型のものを使用しています。
住所:〒905-0024 沖縄県名護市許田405
ホームページ:https://www.helios-syuzo.co.jp/
・6種類の酒類を製造している
・裏手を流れる川の上流の天然水を使用
・100年先につながるよう環境に配慮した酒造りに注力している
沖縄最古の蔵元【沖縄】新里酒造/Shinzato-shuzo
1846年創業と、現存する沖縄の蔵で最古といわれている新里酒造。自社のこだわりの泡盛とスコットランドの原酒をブレンドして、沖縄らしい泡盛を感じることのできるウイスキーをリリースしています。ヘビーチャーの新樽で追熟することで、味に濃厚なまろやかさを追加しています。
住所:〒904-2161沖縄県沖縄市古謝 3丁目22番8号
ホームページ:http://www.shinzato-shuzo.co.jp/whisky/
・沖縄最古の蔵元
・スコットランドの原酒と自社の泡盛をブレンド
・ヘビーチャーの新樽で追熟
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