バーボンとバーベキューは科学的にも相性抜群!

ウイスキーの科学

アメリカと言えば何を連想しますか?

そうですね!

「バーベキュー(BBQ)とバーボン!」ですね!(ちょっと強引ですね笑)

バーボンの生産国であるアメリカでは「バーボンBBQソース」が生まれるほど、バーボンとステーキを合わせる文化が根付いています。これは、スコッチやジャパニーズではあまり見られないことだと思います。

もちろんものによっては、BBQと相性のいいスコッチやジャパニーズもあるのですが、まず外したくなければバーボンをおすすめします!

特に、ウイスキーの本領を発揮できるストレートはもちろん、ソーダで割ってハイボールにしてもよし、ロックにしても、どんな飲み方でもBBQととてもよく合うんです!

今回は、なぜバーベキューとバーボン相性が抜群にいいのか、科学的な観点から紹介したいと思います。

なぜ相性が抜群なのか

なぜ、ジャパニーズやスコッチではなくバーボンの方が相性がいいと言い切れるのかというと、それはバーボンの香り成分が樽材からくるものが強いからです。

5大ウイスキーの成分を比較したデータがあり、そのデータによると樽由来の成分はバーボンが一番多かったのです。詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

では、なぜ樽由来の成分が多いとBBQと相性がいいのか?
それは樽からもたらされる香味が、クローブなどのスパイスの香りや、肉を焼いたときに出る香り成分を含んでいるからです。

ウイスキー樽の主な成分に「リグニン」というものがあります。これは、半分程度がバニラのような甘い香りのする「バニリン」をウイスキーに与え、残りの半分はクローブやスパイスに含まれる香り「オイゲノール」や、肉を焼いたときに出てくる「グアイアシル」といった香味をウイスキーに与えてくれます。

つまり、バーボンはお肉との相性がとてもいいと言えます!
実際、アメリカなどではお肉をバーボンを使ったタレといっしょに漬けてから焼く、といったレシピがあったりします。

また、バーボンはスコッチやジャパニーズに比べ、樽からの影響が濃く、味や香りが力強いという特徴があるので、油や味の濃いお肉と合わせても全く負けない強さがあります。

ぜひ、バーベキューや焼肉をするときはバーボンを合わせてみて下さい!

参考

『barrels』 Mosedale and Puech

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