20を超えるウイスキー蒸留所を所有している大手酒類会社のディアジオが、1966年ビンテージのシングルトン54年のリリースを発表したので紹介します。
シングルトン 54年
このシングルトン54年は、1966年にダフタウン蒸留所でヨーロピアンオーク樽に詰められたものをペドロヒメネス樽でフィニッシュしました。これまでにリリースされたシングルトンの中で最も熟成年数の長いものになります。
ボトルは特性の革張りの木製キャビネットに入れられており、クリスタルで作られたデカンタは、フランスのバカラによって手作りされています。
生産本数はわずか235本で、アルコール度数は88.2プルーフ(44.1%)、1本750mlあたり$40,100(約430万円)で販売されます。
テイスティングノート:
色 | リッチで深い、濃い琥珀色 |
ボディ | ライト |
香り | まろやかでマイルド。全体的にドライ。アロマティックで、ヴィンテージのソレラワインを感じます。フェヌグリーク*¹やパセリのハーブの香りが、リコリス*²の上に浮かんでおり、ベースにタフィー*³があります。バランスの取れた軽い苦味が甘い果実を通して現れ、一滴の加水がミントタフィーと苦いコーヒーの粉の香りをもたらします。 |
味 | 繊細なテクスチャー。出だしは軽く、素晴らしい熟成で活気があり、全体的にエレガントでドライ。ほんのり甘い味わいで、干しイチジクでフルーティーに始まり、すぐに胡椒のスパイシーな味になります。クリスマスプディング、クローブがちりばめられたオレンジ。その下には、微かに焦げたレーズンのほろ苦さがあります。 |
余韻 | 長く、心地よく暖かく、優雅にドライ、軽い黒胡椒の甘さがあり、油を塗ったチーク材のほのかな温かみのある輝きを残します。一滴の加水が果実を高め、最後をシャープにします。最後はより甘く、さらにスパイシーになります。 |
*1:メープルシロップ様の香りと若干の苦みを持つ。黄色か白の花をつける。
*2:甘草の一種。砂糖の数十倍の甘さがあるグリチルリチンを含んでおり、わずかに特有の香りがある。
*3:バター、小麦粉、砂糖を加熱して作るイギリス菓子。
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