アイラ島のアードベッグデー蒸溜所から、ピートの中で樽を熟成させたとても珍しいシングルモルトウイスキーがNFT(ノンファンジブルトークン)として発売されました。
Ardbeg Fon Fhòid
今回のリリースは昨今話題のNFTによって取引されるという点がとても面白いのですが、NFTについてはウイスキーの香味・製法にはあまり関係がないので当サイトでは説明しません。気になる方はこちらの記事などを参考にしてみて下さい。
『Ardbeg Fon Fhòid』はアイラ島のピート湿原に埋められて熟成されました。これは好奇心旺盛なアードベッグ蒸溜所の初の試みで、地中熟成をしたらどんな味わいになるのか?という探求心からスタートしました。樽は2つのバーボン樽が選ばれ、ピートの中は酸素が欠乏し、湿度が高く、とても特殊な環境に2年10か月埋められました。
マスターディスティラーのビル・ラムスデン博士は端的に「土っぽく、泥っぽく、ピーティで、ものすごい香りがする!」と表現しています。
アルコール度数は45.5%で、価格は1ETC(現在は約40万円)、生産本数は456本限定です。
色:淡い麦わら(ペールストロー)
香り:刺激的で蝋、塩味と、独特の苔の香り、糖蜜やサトウキビのような香りが続く。湿ったウイスキー倉庫にいるような、カビやアーシーな香り。加水すると、アスパラガスやアーティチョークのようなハーブの香り、次にワックスがけをしたばかりのジャケットを連想させる、蝋のような、油っぽい香りと、独特の石鹸のような香りがやってくる。
味:少しドライな口当たりに、グリルしたアーティチョークや挽いたペッパーのような香ばしい香りとライ麦パンのような香りが続き、アードベッグの伝統的なスモーキーさは控えめだが、常にそこにあり、タールコーティングされたフェンネルのように感じられる。
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